露枝の雑文館 近辺事片拾い詠み

館長露枝(Roshi)による四季折々の五七五七七です。  イラストの配布元はパブリックドメインQです。 

ヌーボーが運びし赤い友と秋

2009/11/26  今年のボジョレーヌーボーは大当たりとかで解禁日は11月19日でした。 それを手に入れた友人のTakaさんから『一緒に飲みませんか』と嬉しい誘いがありました。 断る筈はありませんがお互いの都合で解禁日1週間後の昨日25日に大パーティー? を開催しました。 拙宅を訪れたTakaさんは何と2本ものボトルを持って現れました。 いそいそとスーパーで購入したオードブルやポテトチップスを広げて 『いざ、乾杯!』 。 安物のワインに馴染んだ舌には新鮮な味わいが刺激となり軽い渋みが何とも好い感じです。元よりワインの知識などありませんがボジョレーヌーボーと言えば “当年採れたブドウで仕込んだ若酒” 程度の認識でした。 確かに長い年月を寝かしたワインのような重厚さはありませんがヌーボーの名のとおり軽やかさとフレッシュさはピカイチです。 こっそり値段を教えて貰いましたが私のボジョレーヌーボーの認識を引っくり返す高価格です。 どうりで低価格のヌーボーに有りがちな 『ワインと言うよりブドウジュースじゃないの?』 といった味わいではありません。 グラスを重ね、ツマミとヌーボーを論評しつつ2本のワインは空になりました。 せっかくのヌーボーをこのような飲み方をして如何なものかとは思いましたがお互いの都合で仕方ありません。(と言い訳) その昔のバブルの頃から始まったボジョレーヌーボーブームですが最近はチョッと下降線とのこと。 やっと “酒の飲める歳になった子供” から本来の “大人の酒” に落ち着いて来たのかも知れません。

懐かしさ覚える間もなく再会し

2011/11/25  ある朝のこと、目を覚まし気が付くとアイツの気配がした。 でも、朝は気配だけで特に何も無く過ぎました。 そして仕事も一段落して体を動かそうとした時に気配は実体に変わりました。   『今の姿勢から次の動作に移る時、一時的に腰が固まったような感じ』 になるのです。 鋭い痛みではありませんが鬱陶しく重たいような痛みを感じ、回復するまでの少しの時間、前傾姿勢になってしまいます。 そうです、アイツが戻って来たのです。 アイツの名前は 腰痛 。   5月に発症したギックリ腰(椎間板ヘルニア)から右足痛になり長期間の整形通いをし 『これ以上の回復は見込めない』 と自己判断。 足を引き摺るような歩き方が常態になっていましたがそれなりに安定していたのに ・ ・ ・。 今は腰痛ベルトをして凌いでいます。 通っていた近所の整形医院にまた行こうかとも思うのですが施療は前と同じと想像できます。 かといって遠い病院や医院では通い切れません。   年の瀬に向かって厄介なことになりました。 せめて年が明けてからなら “心新たに治療に専念” とも思えるのですが如何にも中途半端です。 病院へ行くのに中途半端も何もないのですが 『取り敢えずの生活は出来る』 ので踏ん切りがつきません。 いつの間にか戻って来たようにいつの間にか消えてくれれば良いのですが。 アイツがどう考えて、どう動こうとしているのか図りかねています。

どうせなら五十肩より四十肩

今月の始めごろから右肩がおかしくなりました。
痛みもありますが重く鬱陶しい感じが一日中です。
その時々で症状の大小はありますが治ることなく今日も続いています。
ただ、手の上げ下ろしや荷物を持ったりに支障はありません。
いちばん症状が出るのがパソコンのマウスを使っている時です。
本当はこのように日記などを書いていてはいけないのかも知れません。
 
その昔、四十肩だったか五十肩だったかになったことはあります。
ある日、ある時、突然に腕が上がらなくなり歯磨きにも往生しました。
そして、ある日、ある時、気がつくと治っていました。
今回の症状はその時ほど激しくはありませんが治る気配がありません。
11月も残すところ6日間です。
12月までのこの6日間で何とか治まってくれないものでしょうか。
まぁ、肩や腕に月日の自覚があるとは思えませんが最悪でも年越しだけは避けたいと願っています。
「借金で首が回らない」 状態は何とか免れているのに 「原因不明で肩が回らない」 では年越し蕎麦さえ啜れません。


○ 人込みをインフル避けて福求め
2009/11/24 きょうは「二の酉」です。 今年は三の酉は無く二の酉までなので火事が少なくて済むのでしょうか。 でも、今年は火事の怖さも然る事ながら新型インフルエンザの怖さの方が喫緊です。 いくら怖いと言っても家の中に籠ってばかりも居られません。 “ほぼ完璧” を謳うマスクの殆どが宣伝の効果ほどではないことが報道されたのはつい先日です。 家では勿論、出先でも手洗いを頻繁に行い帰宅して一番は嗽です。 それでも完璧ではありません。 ここは一番、神頼みです。 お酉様の熊手で福ならぬインフルエンザウィルスを掻き集めて貰い厄払いです。 ただ、お酉様からは管轄違いと苦情がでるかも知れませんが ・ ・ ・ 。

やあ蜜柑律儀な友のようにまた

2010/11/22 この冬初めての蜜柑を購入しました。 大きさはゴルフボールより少し大きいくらいです。 色は余りパッとしませんが味はお店の 『小さいけどバランスの取れた甘味と酸味』 のキャッチコピーのとおり美味です。 甘味にコクがあり酸味は殆ど感じません。 個人的にはもう少し酸っぱい方が蜜柑らしいと思うのですがこの甘味なら万人受けしそうです。 蜜柑を買うということは季節は本格的に冬ということです。 蜜柑の良きパートナーの炬燵も準備は万端です。 “日本の夏は金鳥の夏” のようですが “日本の冬は蜜柑の冬” がよく似合います。

逃がせない晴れと言われて紅葉狩り

2009/11/16 七五三の当日でもある昨日の日曜日に当 「Roshiの雑文館」 の写真協力者Takaさんと神奈川県南足柄市の 「曹洞宗 大雄山 最乗寺」 に行って来ました。 もちろん七五三のお参りに行った訳ではありません。 秋の一日をドライブがてらの紅葉見物です。 「この日を逃がすと当分は天気の良い日は来ない」 との天気予報の通り見事な快晴で往きの車中からは富士山がクッキリと望め大儲けの気分です。 お寺が近づいて来ると山道は急に細くなります。 右に左にハンドルを切りながら上っていくと最初の駐車場に到着します。 ほぼ満車状態ですが空きスペースを見つけて駐車。 (駐車場は数ヶ所に別れ259台分あるようです) 歩き始めて2~3分で境内です。 境内は紅葉見物の善男善女で賑っています。 こちらのお寺さんの紅葉は “紅葉が重層的に連なって” といった趣ではなく常緑樹に囲まれたあちらこちらの一角に紅葉が姿を見せているといった感じです。 規模は大きくありませんが可愛い風情があります。 紅葉は大きくありませんが寺域は広大です。 苦手の階段を上ってホッとしてもその先にまた延々とした階段が現れます。 如何にも “修行の場” と言った感じで恐れ多いので?上ることは断念しました。 今朝の筋肉痛を考えると断念の判断は間違っていなかったようです。 俗人の判断も筋肉痛には “霊験灼たか” のようです。