露枝の雑文館 近辺事片拾い詠み

館長露枝(Roshi)による四季折々の五七五七七です。  イラストの配布元はパブリックドメインQです。 

春寒に毛布一枚迷う夜

2008/04/28  時々訪れるチョッとした寒さ。 薄での一枚の取り去り時に迷っています。

捨てられた自転車にも吹く春の風

2012/04/21  我が家のブロック塀にいつ頃からか自転車が立てかけられていました。
当初は 『そのうち取りに来るのかな』 と思っていましたが一向に自転車は無くなりません。
1ヶ月が経った頃に近くの交番に届け出ました。
色や大きさなどを聞かれ、盗難届けが出されていないか調査をし、届けが出ていなければ区役所に連絡して撤去の依頼をするそうです。
但し、直ぐにとは行かないので時間を下さいとのことでした。
それから10日ほど経ってから交番から電話があり自転車の盗難届けは提出されていなかったので区役所に撤去の依頼をしたとの連絡でした。
そしてまた1週間ほど経って気が付くと区役所が撤去してくれたとみえ自転車は消えていました。
 
実は同じようなことが数年前にもありました。
その時も盗難届けは出されていないことが判明しましたが交番が区役所に自転車の撤去を依頼するというシステムはありませんでした。
だからと言って当方が処分をすることは法律的に出来ず、警察が処分してくれるでもなく、宙ぶらりんな状態が続いているうちにいつの間にか自転車は無くなりました。
誰かが乗り捨てた自転車を誰かが “乗り拾った” のだろうと推測していますが真相は不明です。
 
犯罪証明の無い自転車を交番(警察)が間に入り行政に撤去を依頼し、撤去した自転車は使用に耐えるものはリサイクルされ海外に送られたりして役立っているようです。
まだまだ乗れる自転車が何等かの形で役立つのは結構なことなのですが乗り捨てられた自転車があるということは何処かから持ち去られた自転車があるということでもあります。
持ち去られた自転車の所有者は盗難届けも出さずどうしているのでしょう。
最寄の交番に盗難届けを出すよりも安い価格の自転車を購入した方が面倒が無いというようなことなのでしょうか。
だとすればそれは豊かさではなく価値観の転倒に他なりません。
自転車も価値観も転倒すれば大怪我になりかねません。
ご用心、ご用心 ・ ・ ・ 。


2008/04/21  「暖かき穀雨に芽吹きの背を押され」 
里の畑にも都会の並木にも 『そろそろだよ』 と知らせるように細く優しい雨が 降ります。

来年の景気は如何にと散る桜

2009/04/20  早いもので4月も下旬に入ろうとしています。 当地神奈川県雑文館地方では桜の見頃はほぼ終わりました。 新入生、新入社員にとっては2週間余が過ぎた訳ですがそれぞれの新しい環境には慣れたでしょうか。 特に不況の波の真っ只中に放り込まれた新入社員諸君の状況が気になります。 テレビや新聞のなどのマスコミではコンビニや衣料販売、大手ファーストフード店等々が 『この不景気でも史上最高の利益を上げた会社』 として取り上げられ、持て囃されています。 これ程までに取り上げられるのは裏を返せば 『深刻な不況、不景気が構造化して蔓延している』 ということです。 幾つかの少ない業種、業態、企業が一人勝ち的な大儲けではなく、どの業態も適度に利益を上げ経営が安定することが理想的なのでしょうが現在のような多くが 外的要因で引き起こされた不況では難しいのかも知れません。 毎度ながら書いていることですがこんな時こそ政治の出番なのですが出て来る景気対策は付け焼刃的で選挙目当てとしか思えず理念の欠片すらありません。 野党は野党で批判を繰り返すだけで殊に野党第一党の民主党執行部の幼稚さには見ているこちらが恥ずかしくなるほど現実を捉える視点が欠如しています。 やはり、当分の間は 『賢明な庶民の力と経験』 で乗り切るしかないようです。

健康を求めてストレス過多となり

きょうは病院の定期検診に行って来ました。
いつもの内科と半年に1回の突発性難聴の検査の耳鼻科だったのですが休み明けの病院は地獄です。
覚悟していた耳鼻科は思った程の渋滞は無くスムーズだったのですが内科は案の定です。
予約時間など有って無いようなもので電光掲示板には「30分遅れ」とありましたが実際は90分以上の遅れです。
これでも休み明けなら早い方です。
帰宅して体グッタリ、お腹ペッコリです

目の桜終えて口には桜肉

2008/04/14  昨日、Takaさんと馬肉料理専門店で一献やりました。 癖も臭みも無く美味でしたが馬刺しには生姜か大蒜という固定観念がありました。 Takaさんが山葵を所望したので食べてみましたがあまりの好相性に驚きました。 馬刺しに山葵が合うという目から鱗の新発見、新認識の一献でした。