露枝の雑文館 近辺事片拾い詠み

館長露枝(Roshi)による四季折々の五七五七七です。  イラストの配布元はパブリックドメインQです。 

菅公を守り佇む藤の花

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春寒に毛布一枚迷う夜

2008/04/28  時々訪れるチョッとした寒さ。 薄での一枚の取り去り時に迷っています。

暖かき穀雨に芽吹きの背を押され

2008/04/21  里の畑にも都会の並木にも 『そろそろだよ』 と知らせるように細く優しい雨が 降ります。

来年の景気は如何にと散る桜

  2009/04/20  早いもので4月も下旬に入ろうとしています。 当地神奈川県雑文館地方では桜の見頃はほぼ終わりました。 新入生、新入社員にとっては2週間余が過ぎた訳ですがそれぞれの新しい環境には慣れたでしょうか。 特に不況の波の真っ只中に放り込まれた新入社員諸君の状況が気になります。 テレビや新聞のなどのマスコミではコンビニや衣料販売、大手ファーストフード店等々が 『この不景気でも史上最高の利益を上げた会社』 として取り上げられ、持て囃されています。 これ程までに取り上げられるのは裏を返せば 『深刻な不況、不景気が構造化して蔓延している』 ということです。 幾つかの少ない業種、業態、企業が一人勝ち的な大儲けではなく、どの業態も適度に利益を上げ経営が安定することが理想的なのでしょうが現在のような多くが外的要因で引き起こされた不況では難しいのかも知れません。 毎度ながら書いていることですがこんな時こそ政治の出番なのですが出て来る景気対策は付け焼刃的で選挙目当てとしか思えず理念の欠片すらありません。 野党は野党で批判を繰り返すだけで殊に野党第一党の民主党執行部の幼稚さには見ているこちらが恥ずかしくなるほど現実を捉える視点が欠如しています。 やはり、当分の間は 『賢明な庶民の力と経験』 で乗り切るしかないようです。

華やかに四季を舞いたる京の春