露枝の雑文館 近辺事片拾い詠み

館長露枝(Roshi)による四季折々の五七五七七です。  イラストの配布元はパブリックドメインQです。 

汗の目で見上げる空に秋の雲

夏になるとスリッパを布面から畳面のものに履き替えます。
今年もそうしているのですが8月半ばにして1足目がダメになって来ました。
今夏は何とか1足で間に合うかと思ったのですが畳面の腰が無くなり履き心地が良くないのです。
履いて履けなくはありませんが心地悪い思いで履いているのも如何なものでしょう。
と言う訳で清水の舞台から飛び降りて新品を下ろしました。
今夏2足目の畳スリッパのデビューです。
デビューにかかった諸々の経費は210円です。
この210円に残りの夏を託して秋の訪れを待ちたいと思います。

一層の暑さを思う雨の涼

8月も立秋を過ぎ10日になりました。
今朝の当地神奈川県雑文館地方はバケツを引っくり返したような土砂降りです。
ここのところ続いていた蒸し暑さも流石に影を潜めました。
少なくとも今の勢いで降っている間はエアコンの設定温度をそれほど低くしなくても凌げそうですが除湿モードにした方が良いのかも知れません。
今の土砂降りは台風の余波のようですから涼しいと喜んでばかりもいられません。
山間部や急傾斜地などでは十分な警戒が必要ですし増水した川が近い地域も迂闊には近寄れません。
“真夏の土砂降り” は毎年のことですが今年は大雨被害が列島各地で起こっており深刻な生命被害を齎しています。
「備えあれば憂いなし」 とは昔から言われますが自然災害に対しては難しいところがあります。
精々想像力を働かせて対処をしたいと思いますが都会の住宅街ではこれといった妙案は考え付きません。
取り敢えず雨戸を閉めることから始めましょうかね。
アッ、それと大事な朝顔の鉢も避難させねば ・ ・ ・ 。

待ちわびた夏の便りが一つ咲き

朝顔が一輪だけですが花を開きました。
予定していた種蒔きが突発性難聴での入院もあり2週間程度遅れてしまいました。
それでも水遣りを欠かさず行い、小さな双葉が出て順調に育っていました。
しかし、途中から雨が続いたり逆に日照り続きだったりで生育が止まったかのようになりました。
液体肥料を与えたり置き場所を変えたりしている内に蔓が伸び始めました。
そして気が付くと小さな蕾が付き、今朝の開花になりました。(バンザ~イ)
この朝顔は去年の夏、当 「Roshiの雑文館」 の写真協力者であるTakaさんから鉢植えを貰い花を楽しんだ後の種から育ったものです。
言ってみればTakaさんの分家あるいは里子に当たります。
分家の当主に似てひ弱で臆病なようですが何とかヨチヨチ歩きを始めたようです。
このまま一輪だけの一人っ子で終わるのか大家族に成長するのか水遣りを忘れることなく見守りたいと思います。
(Takaさん、沢山のご指導を有り難う御座います)