露枝の雑文館 近辺事片拾い詠み

館長露枝(Roshi)による四季折々の五七五七七です。  イラストの配布元はパブリックドメインQです。 

正月も六日残して寒さだけ

♪もう幾つ寝るとお正月~と思っていたらアッと言う間に三が日を過ぎ、七草も終わり、鏡開きも2週間前の話題。
残すところあと6日で1月も終わります。
歳と共に1年が早いとはよく言われる言葉ですが正に実感しています。
去年から引きずっている雇用不安、金融不安も解決の端緒すら見えません。
寒さのピークを迎える2月を前に景気の底冷えは止まることを知りません。
インフルエンザの流行より無策無能の政治の蔓延の方が命取りになるかも知れません。

一層の厳しき寒さ腰で知り

ここ1週間ほど当地神奈川県雑文館地方にしては厳しい寒さが続きました。
きょうは久し振りの暖かさに恵まれましたが夜半からまた寒さが戻って来るようです。
1月も半ばですから寒さが厳しいのは当然なのですが暖かい日が続いたので身体が鈍らになってしまったようです。
この寒さで持病の腰痛も現れました。
病院に行くほどではありませんが鈍痛を感じます。
大して重たくもない荷物を持っても違和感があります。
特に利き腕である右手で荷物を持つと重苦しいような痛みが漂います。
肥満体質の身には寒さの方が得意なのですが腰は別物のようです。
一つの身体でありながら中々折り合いがつきません。

甘き香の水仙愛でるネット越し

理容室に行って来ました。
順番待ちの合間に置いてあった旅行雑誌を手に取ると水仙の紹介がされているページが目に留まりました。
そこには伊豆下田の「水仙まつり」が紹介されていました。
それによると爪木崎を中心に300万本の水仙の群生が見られるようです。
帰宅してからネットで見てみると下田の爪木崎だけでなく福井県の越前海岸や長崎県の野母崎その他各地に群生地はあるようです。
雑誌やネットの写真で表現されている甘く清楚な香りが今にも漂って来そうな見事な咲き具合です。

休み明け正月気分振り払う満員電車少し華やか

正月休みも殆どの企業、商店、官公庁などは昨日で終え、きょうからは普段どおりの毎日が始まります。
休み明けを伝えるニュースでは昔ほどではありませんが “今日だけは着物で出勤” の女性もチラホラと居るようです。
我が家の正月休みと言えばお年玉を貰うような子供も居らず、お年玉を上げるような子供も周囲には居ません。
落ち着いた家庭と言うか華やかさ、賑やかさに欠けた家庭と言うか ・ ・ ・ 。
こじんまりと落ち着いた家庭にも不景気風はあちらこちらの隙間からヒューヒューと入り込んで来ます。
せめて正月一月くらいは温もりを感じていたいのが人情です。
暖かい政治の日差しは何処へ行ってしまったのでしょう。